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2007-11-14 06:17

大手よりも地元のレンタル店を好んで使っていた理由のひとつが、ジャンルを詳しく区別してあるということ。
単にサスペンスといっても、「犯罪サスペンス」とか「サイコサスペンス」とか呼び名に工夫がしてあって楽しかったものです。その中でも一際人目を引いていたものが「官能サスペンス」でありました。有名なところではブルース・ウィリスの「薔薇の素顔」なんかが話題になりましたね。
最近は自ら官能物と謳う映画も少なくなってきましたが、それは多分サスペンスを盛り上げるために使われていた官能から、官能を盛り上げるために使われるサスペンスへと、2つのジャンルの立場が逆転してきたからなんじゃないでしょうか。
どちらが売りで、どちらが本命ジャンルか。近頃はエロティックな場面をわざわざ宣伝する必要がなくなってきたのかもしれませんね。公開する前からyoutubeで見れるんだから。
個人的に、これさえあれば官能サスペンスは面白い!と言える素材は
1.未婚またはバツイチの主人公(決して若くはない)
2.先を考えない情事
3.野生的な情事
4.殺人
5.高度テクノロジー
といったところ。テクノロジーは官能と何の関係もありませんが、低予算官能サスペンスの宝庫だった90年代、インターネットさえも名悪役にしていたような映画が個人的に好みなんですよ。
高度技術自体を相手にしたのが、ブルース・グリーンウッド演じる雑用アンドロイドが女主人と関係を持ってサイコになる「サイバー・コンパニオン」という作品。ひとときの情事を楽しむためにアンドロイドの基準を変えてしまう主人公の節操のなさと、グリーンウッドの冷たい演技が印象的でした。
さらにネット上でのサイバーセックスにはまっているうちに殺人に巻き込まれる「ハード・ドライブ」という映画もありました。これは官能物と分かっていても思わずびっくりしてしまうくらい露出の高いサスペンスだったので大人向け。ネットは危ない場所ではないけど、その向こうにいる美人は危ないかもしれない・・・子供に教えたい話ではありますが。
「愛の神、エロス」のエル・キーツが超小型カメラで人の寝室を撮影する「リップスティック・カメラ」はテクノロジーのみならずメディアから共産党員スパイまで絡める何でもアリ映画でしたが、普段は人に支配されているようにみえるものを悪へと変身させる官能物って、他のジャンルにない危機感があって面白いのです。
逆にあたしがあまり好まないタイプの官能サスペンスは先生が女生徒にストーカーされたりするやつです。ああいうのは時代に関係なく作られていくんだろうけどねぇ。
